杉山さん私たちがペインティングで初めてボランティア活動をしたこの日、絵が描けると喜んで来てくださった杉山さんです。彼の住まいは避難所となった湊小学校から歩いてこれる場所にあります。旧北上川の側にある杉山さんの自宅にも大津波が押し寄せました。自宅内1階の柱に捕まって難を逃れ、その後、救援が来るまで2階で寒い夜を過ごしていたそうです。彼が描いてくれた絵に愛犬の "ほくと" があります。庭にいた"ほくと"は津波にさらわれ、行方が分からなくなったそうです。絵を描いて葬ってあげたいと杉山さんはおっしゃっていました。それから、他の場所でのイベントにも参加され、幾つかの作品を仕上げてくれました。その数枚を紹介します。
津波で行方不明になったほくとすずめじゃないよ、鶴だそうです。