東日本大震災ボランティア活動報告
プライマルペインティングイベント
- プライマルペインティングとは?
- 私たちのボランティア活動の一環として『プライマルペインティング』のイベントを開催しています。インドから取り寄せている浸透性のあるコットン100%の紙を使用し、アクリルとインクを使った鮮やかな色で表現します。絵を描いたことがない人でも鮮やかな色が私たちを芸術的な空間へ導いてくれます。プライマルアートはどんなアイディアも必要としない手法です。色を紙の上にのせ、そして、次の衝動を生みます。創造性を高め、自分自身が生き生きとしてくるのが感じられます。大人も子供も楽しめます。
- プライマルペインティングのイベント活動に関するお問い合わせはこちらにご連絡ください
- npo@flowerpeople.org フラワーピープル事務局
2011年8月/宮城県石巻市 - 湊中学校にて
ここ湊中学校は、私たちがお世話になっているボランティアベース絆の人達が炊き出しを行なっていたところです。津波の被害によって一部破壊された所を修復し、みるみるうちに多くの被災者の方が集まれる場所になっていました。炊き出し、ヘアーカット、各種イベント、そして、私たちもここでボディケアボランティア(マッサージ)などもさせていただきました。7月いっぱいをもって炊き出しは終了されました。8月いっぱいまでは使用可能だということで、最後にここでアートイベントをさせていただきました。今回は3日間開いたままにさせていただいたので、絵を描きにこられる方が引き続き絵を仕上げることが出来ましたので、作品の仕上がりがいっきに向上しました。
2011年7月/石巻市鮎川町 - 牡鹿公民館にて
石巻市牡鹿半島、鮎川浜にある牡鹿公民館での開催。この場所は社会福祉協議会の事務所でもあり、被災地への炊き出し、物資供給、また遺体安置所に使われた場所です。鮎川浜は津波の災害被害が大きく、多くの家が破壊されました。私たちが出向いたこの日はボランティアの方々の炊き出しや、その他のイベントが公民館の駐車場で行なわれていました。都会に比べると、住民の人数はさほど多くはありませんが、子供達がこれらのイベントを楽しんでいる様子が感じられました。私たちのアートイベントには子供だけでなく、大人の方々にもひとときの心の休息を感じていただきました。後に感謝のお手紙などもいただきました、ありがとうございます。絵を描かれた方の中には自宅へ持ち帰りたいと申し込まれ、持って帰っていただきました。楽しんでいただけて嬉しいです。
2011年7月/宮城県石巻市 - 湊小学校にて
この日は、私たちが初めて行なうアートイベントでした。被災された方々の多くが避難場所として身を寄せている湊小学校の体育館です。絵を描く先生の不在で、2回しかアートトレーニングを受けたことがない私(加藤)がプライマルペインティングの説明をしなければなりませんでした。この手法の楽しみ方をうまく説明できず、ちょっとどうしたものかと困ってしまいましたが、来られた方の中にはこれ以降のイベントにも参加してくださるようになった方もいました。学校を終えてから参加した子供達はやはり元気で見てて爽快感が伝わってきました。